住民税

住民税は前年の所得をもとに計算されます。つまり一年遅れで徴収されるわけです。

社会人となり会社勤めの方なら分かりますね。二年目で各段に給与が上がったり、残業が多くなった方は気づかないかもしれませんが、一年目のほうが手取多かったでしょ?

計算方法がまた面倒ですが基本的には所得割、均等割を合計した額が住民税として徴収されます。

所得割標準では前年の所得の10%から各控除を差し引いた額
均等割標準では5,000円(道府県民税 一律1,500円、市町村民税 一律3,500円)

均等割は復興特別所得税とやらで10年間(2023年度まで)各500円ずつ計1,000円アップ状態ですのでそれを含めた額にしています。復興のための財源で期限付きとなっておりますが熊本でも大きな地震がありましたので延長、固定化される可能性もありえますね。元に戻ることは期待しないほうがいいかもしれません。

また、住んでいる地域によって異なる場合もあり、私の住んでいる熊本県は、県民税のほうに更に「水とみどりの森づくり税(500円)」というものが加えられておりまして、2023年度まで県民税は1,500円ではなく2,000円だったりします。。。

これらを合計した額が一年間に徴収される住民税になります。自分で分割納入している方(4,5月を除く10か月?)、給与天引きしている方(12か月)など、一か月あたりの徴収額はまちまちですが年合計は一緒です。

一年遅れで徴収されるので、もし仕事辞めたら次の年に徴収がくるってことを覚えておきましょう。所得は多かったけど余り貯蓄としては残していないとか支払えない状況に陥るかもしれません。その際は、前年の所得を1/3扱いにする特別控除などが適用できる場合もありますのでしっかり確認申請して負担を減らせるよう有効活用しましょう。

※前年の所得がない、極端に少ない低所得者などへの税負担配慮で一定の条件を満たす場合は、均等割、所得割を非課税にする規定などもあります。