扁桃腺の切除手術 ―その4―

前回、手術まで書きましたのでその続きです。

扁桃腺の手術後 4時間経過したところで立ってよい許可が下りました。

点滴と心電図の機械は繋げたままなのでトイレに行くには機械を外してもらうために看護師さんを呼ばなければなりません。

まだ自由ではないです。

麻酔が切れていくにつれて徐々に喉に痛みが出てきました。鈍痛。唾を飲み込むと痛いのでティッシュに吐く。「ペっ」

徐々にティッシュにつく血が薄くなっていきます。血が止まってきてるのかな。

翌朝まで2時間おきくらいで寝たり起きたりトイレに行ったりの繰り返し。

痛みのせいか鼻で息を吸うことは出来ても何故か出すことができなかったんです。

意識的に鼻で息を出そうとしてみましたがまったく出せないんで不思議でした。

鼻呼吸できないんで口呼吸(~○~) 喉カラカラになります。

朝には心電図の機械を取り外してもらえました。

予定通り朝食が運ばれてくる。全粥メニュー。

まだ血出るんだけど本当に食べていいのだろうか?

その前に食前酒?(痛み止め)を飲む。甘くて白い液体をペットボトルのキャップくらいのチョビっとだけの量。のちに分かることになるがコイツが凄かった。

恐る恐るお粥を食べる。若干しみるが食べれないことはない。完食。

夕食、朝食、昼食、夕食と食べれなかったので約42時間ぶりに食事できたことになる。そりゃ食べきるよ!

お昼にはさしっぱなしだった点滴も外してもらえ、ようやく自由の身に(^-^)喉は痛いけどね。

あとは基本、喉の痛みをガマンしつつ食事と寝たり起きたりの繰り返しです。

起きている間に何をしていたかというと、TV観たり、売店で買った雑誌読んだり、スマホのゲームアプリ「モンスト」やったり、かなり久しぶりに起動した3DSで遊んでみたり。コインランドリーで洗濯したり。あっという間に1日が終わる。時間足りねー(笑)

術後1日目は夜になって熱が出てたと思います。氷枕をもらい首元を冷やす。若干喉の痛みが和らぐ気がしたのでそれからずっと交換してもらってました。

夜中にトイレ行ったとき、鏡で恐る恐る術後の口の中を観察。

喉が見た目ブヨブヨというかスライム?テカテカになっててただれてる感じ。「怖っ」観察するのはすぐにやめました(^^;

術後2日目、食事のとき、あまりにもしみるので口の中をみる。

左上唇に口内炎。舌が一カ所傷ついてる。右下の奥歯の内側に口内炎。扁桃腺の手術箇所。

4つの痛みの合わせ技でした。そういえば固定器具使うから口内炎などできるって言ってたなー。

食事で特にしみたのがトマトを使った和え物。唯一残しました。まずかったのもあるけど(笑)

甘いデザートは全くしみないで食べれました。

術後3日目くらいまでは痛みが増しているような気がして「昨日より痛いじゃん。ほんとに治っていってんのか?」って感じでした。

看護師「まだ痛みますか?」

私「はい。」(しゃべると痛い)

看護師「幼い子は術後1日でケロッとしてたりしますけどね。」

私「・・・」(おっさんだから回復遅いんですよ)

夜になるとじわじわ痛みが出てくるので何でだろうーと考えたら痛み止めの食前酒にたどり着きました。

だいたい6時間後、夜中12時過ぎたら痛みが出てくる。

これって朝と昼は6時間以内に食前酒を口にしているから痛みが少なくて、夕食以降は朝まで食前酒を口にしないから夜中に痛みが出てるってことっしょ。

夜中に痛み止めの「カロナール」飲んでも2時間くらいで効果が切れてたから6時間もつのは凄いんじゃね?痛み止めの食前酒さま様です。

術後4日目、病院の休診日を挟んだこともありようやく医師の診断。それまで私以外誰も口の中を確認したひとはいない。

口開けて観察される。

医師「まだ腫れてますねー」

それで終わり。

術前日の風呂(シャワー)から5日。風呂入ってねー。風呂入りたいと催促してシャワー浴びる。スッキリ。

術後5日目、医師の診断。

口開けて観察される。

医師「だいぶ、腫れは引いてきましたね。じゃあ明日、退院しましょうか。」

私「え?!退院ですか。まだ痛いんですけど、あとは自然回復に任せるってことですか?」

医師「そうですね。痛みがヒドイようでしたら診察に来てください」

ビックリです。そんなもんなのですね(^^;

急だったので連絡して迎えにきてもらうひとがいなく午後退院にしてもらう。まぁ、入院日から起算するとちょうど7日か。

予定通り7日で退院ってことになったけど、完治ってわけじゃなかったです。

単に私の治りが遅いだけなのか。まだ痛いよ。

つづく。

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