Xperia Z4 バッテリー交換してみたが残念

Android スマホのXperia Z4 バッテリーを交換してみました。

カメラを起動していると熱を持ってすぐにカメラがシャットダウンしたり、Z3より劣るとかいわれて短期で次のZ5が発売されて置き去りにされたいわくつきのスマホですね。私はカメラ余り使わなかったので問題なかったのですが購入して1年半過ぎた辺りから電源が落ちるようになりました。

バッテリー交換前の症状

症状としては前触れもなくプツンと突然電源が落ちるようになってしまい電源ボタンを押しても充電切れ表示で起動しない。

電源コードをさすと電源が入るようになり電源が落ちる前の充電残量が表示される。

スマホ側とバッテリーで残量の認識が違うようになってしまっているのかと思い、放電して使いきってフル充電してみたりスマホを初期化しても症状は変わりませんでした。

ショップへ持っていってみたが修理に出すだけで原因が分からなくても8,000円くらいとられる上にデータ等はすべて初期化されて帰ってくると言われたので諦めて買い換えました。購入して2年経ってなかったのに無料じゃないとはね…。

というわけで電源コードをさしていないと動かないXperia Z4は自宅でのWi-Fi専用機に。

Wi-Fi専用機にしてから1年くらい経過したので自力でバッテリー交換してみることにしました。電源コードをさしっぱでもたまに落ちるようになったのでもうダメかなと。ダメ元交換です。

AmazonにてXperia Z4 互換バッテリー、両面テープ付きを購入(1,880円)。純正品ではなく互換品です。安いですね。注文してから3日くらいで届きました。

使用する道具の準備

さて使う道具をどうしようかとバッテリーが届いてから考える。自宅にあるものでいけそう。

100均のタオルハンガーを分解してフタを引き上げるための吸盤Get(元に戻せる)。吸盤を引っ張り上げやすくために吸盤の穴に通る棒みたいなのを使いたいので精密ドライバーを1本。開ける際にサシを使いたいので固いものさし。あと画像には載せてないですが粘着テープを温めるためのドライヤーの4点を準備。

事後調査になってしまったのですが、使用したものさしはアルミでできているので電気通しますね。調べたら表面はアルマイト加工されているようで電気は通らないようですが両端の切断部分は通します。テスターで抵抗あるか測ってみて確認しました。電源切っているとはいえ、バッテリー触るので少なくともものさしの両端はセロハンテープ等で保護して使うべきでした。用心深く全体ぐるぐる巻きでもいい。あと作業時はゴム手袋したほうがよいですね。

データバックアップ

バッテリー交換前にスマホのデータバックアップしておこうと思って触ってたらプツンと電源が落ちました。。電源コードをさしても起動しない。完全にお亡くなりに。

バッテリーが届くのを待っていてくれたかのようなタイミングでしたが、せめてバックアップとってからにして欲しかったな。

でもバッテリー交換だけなので他壊さなければデータは生きてるはず。修理に出すと初期化されるからデータそのまま残るのが自力交換のメリットのひとつでもあります。きっと大丈夫と願うしかない(笑)

バッテリー取り外し

まずは、ドライヤーでスマホ裏面の周囲を温めて粘着テープがはがれやすいようにします。

次に吸盤を使ってフタを引き上げます。これが少し大変でした。隙間が空いたらサシを挿入!ふー。

強力にくっつけてあるので少しずつ、周囲を剥いでいって開きました。お次は本命バッテリーの取り外し。まずは本体とバッテリーの端子接続部を外して周囲についているテープを剥がします。左側の隙間にサシを入れて少しずつ持ち上げます。

これもバッテリーの裏側に強力な粘着テープが貼ってあり大変でした。なかなか外れない。

ようやくバッテリーの取り外しに成功。

バッテリー装着

新しいバッテリーを装着します。

端子の接続部分を合わせるようにしてカチっと接続。長くて余った部分はフタをするときに当たってしまうので折り曲げました。

フタをする前に起動確認。電源入れてみます。

問題なく立ち上がりました。データも生きてた!よかった。

起動確認できたので電源を落として作業再開です。

フタをする

フタや本体の周りについている汚くなった粘着テープをキレイに剥がします。

新しい両面テープを用意。

形に合わせてフタから接着。

最後に本体にフタをします。周囲をしっかりと押さえつけて接着します。

これでバッテリー交換作業完了!問題なく起動もできました。

作業時間は、写真を撮るのを含めても30分かかりませんでした。

起動後にBattery Mixというアプリを入れていたので確認。

なんか温度高くない?

例のカメラ機能を使ってみると、しばらくしたら温度が高くなりましたメッセージ後にカメラ機能がシャットダウンされる。まぁ、元からある問題なので温度の判断はできているのかな。(ここは目をつぶる)

しばらく使ってみて一旦、放電してからフル充電といきます。

交換前と比べて安定的に温度が高いのは気になります(温度センサー壊れた?)が、バッテリーの減りは従来の調子良かったころと遜色なしかなと思って一安心。ここまでは…。

フル充電後に問題発生

放電している間は何も問題なかったのにフル充電したらフタが浮いた…。んなバカな。

テープの粘着力が弱いという話ではなく(実質弱いけど)。端を抑えてもバッテリーが膨らんで収まらないようになっていて結果フタが浮いた状態になったようです。

膨らんだバッテリーを触ってみるとパンパンに膨らんでいるわけではなく、ぷよぷよ。空気が入っている感じ。バッテリーパッケージの中が真空になっていない? 全てがそうなっているなら粗悪品ですね。たまたまならハズレの不良品を入手してしまったようです。

穴開けて空気抜こうかと一瞬思いましたが空気とは限らないし危険なのでそのまま。フタ閉まらないのでカチっと固定するタイプのスマホケースに入れて使うしかないかな。自宅のWi-Fi専用機で水場での使用はないから大丈夫ですが携帯としての常用はできませんね。残念な結果でした。

こういうアタリ・ハズレがあるのも自力交換の醍醐味ということで、元が取れた時期にまた挑戦してみようかな。

追記(2019.07.09): 一年以上経過しましたがまだバッテリーは大丈夫です。まぁ自宅Wi-Fi専用なので使用頻度が低いんですが。

おまけ

※危険なので良い子はマネしないで下さい。

興味本位で交換して使わなくなったバッテリーのパッケージを破いてみました。パッケージにダメって書いてあるから破いちゃダメですよ。この画像で満足して下さい。

ここまで破いてみましたが周囲は金属で覆われているようですね。破くときカッターでちょこっと刺しただけでチチッと火花が散りました。(あぶねっ)

※危険なので良い子はマネしないで下さい。

Li-ionバッテリーはリサイクル品ですので端子部をセロハンテープ等で保護して(私の場合は、破いた部分も保護)リサイクルに出します。