有給休暇 買い取ってくれませんよ
有給休暇きちんと消化できていますか?
年次有給休暇(年休)は、1年間に労働者が取得できる有給の休暇ですね。取得権は6か月継続勤務し、全労働日の8割以上を勤務した場合に発生します。
付与日数は、会社員一年目だと10日から勤続年数に応じて段階的に増えていきます。会社の方針でそれ以上増やしていない場合、上限は勤続6年6か月の20日となっています。※パートタイマーなど労働日数や労働時間が少ない方は比例付与日数が適用されますので異なります。
労働基準法に準じている会社なら付与された年休は翌年まで(2年間)有効ですよね。2年を過ぎて消化しきれなかった年休は消滅します。
本年度の年休を消化していない場合、翌年度は最大で40日になりますね。
労働者に不利な形でなければ良いので入社と同時に年休付与して貰ったり、もっと多く年休取得できるような会社規定のところもあるかもしれません。
基準日が年度初めの4月1日の会社なら仕事の状況にもよりますが2月、3月あたりで有給消化として年休を取得するひと増えますね。繰り越し分が消滅してしまうので使わなくては損だからです。
キレイに年休消化している方もいますが、消化しきれずに捨ててしまう人も多いでしょう。一年中忙しくて年休取得できない方は働き方に問題あるかもしれませんね。
他の要因として病気やケガなどで休んでしまったとき、欠勤で給与減ると困るから多く残してます。結果何事もなく使い切れなかったパターン。ありますね。
「年休買い上げてくれればいいのに。」、中年より上の世代かな「昔は年休買い取ってくれてたけどね」とよく耳にしましたが年休の買い上げは禁止されています。
2年過ぎた時効、または退職のために消滅する年休を会社が買い上げることは違法ではないようですが、就業規則などで規定していなければ会社は労働者からの買い上げの請求に応じる義務はないんです。
会社側としては、そもそもリフレッシュさせるために与えている休暇なのだからきちんと消化して欲しいんです。余らせているあなたがいけないんでしょ。というスタンスになるでしょう。
年休は使わないと損ですよ。会社側も認めている権利です。ですが業務に支障をきたし会社が不利益を被る場合は、別日への変更をお願いされる可能性はあります。(場合によっては時季変更権を行使されることも。)
周りの状況を把握してなるべく迷惑かけないような形で年休取得するのがベストでしょうね。
計画休暇する人は上手く使っていますよね。何もなくても2か月に1日くらいは、仕事に支障がない範囲で周りとフォローしあって有給消化すれば捨てる日数は減るのではないでしょうか。
定期的に年休を取るようにしていれば、いつの間にやら計画がついてくるかもしれませんね。